【イベントレポート】ETHICAL DESIGN WEEKに弊社・森下が参加し、「Z世代が描く持続可能な社会」におけるSmaGOの役割を紹介しました
2025年12月4日 イベントレポート2025年10月22日(水)、六本木・虎ノ門ヒルズで開催された「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2025(エシカルデザインウィーク)」内のプログラム、「エシカルシティカンファレンス」に、弊社・事業共創室の森下優利奈が登壇いたしました。
本イベントは、「TOKYO ETHICAL CITY」をテーマに、価値観が変化する都市での暮らしやウェルビーイングな未来像を探るものです。
森下は「Z世代が描く、持続可能な社会の解決策」というセッションに参加し、スマートゴミ箱「SmaGO(スマゴ)」を通じた都市課題へのアプローチについてプレゼンテーションを行いました。
■オランダ留学で感じた「ゴミ箱というインフラ」の重要性
森下は学生時代から環境問題に関わり続けており、フォーステックで働く傍ら渋谷を中心にゴミ拾い活動を発信しています。
冒頭では、自身の価値観がどのような環境要因によって形づくられてきたのかを紹介しました。
環境先進国であるオランダ・アムステルダムへの留学中、街のいたるところに公共ゴミ箱が設置されている光景に衝撃を受けたと話します。「街をきれいにしているのは、人々の意識だけでなく、この『ゴミ箱』というインフラそのものではないか」、その気づきが、現在の仕事の原点になっています。
■「資源循環の入口」としてSmaGOを街に設置するということ
続いて、フォーステックが展開するスマートゴミ箱「SmaGO」の取り組みを紹介しました。
フォーステックはゴミ箱を単なる廃棄場所ではなく、“資源循環の入口”となる社会インフラと捉え、街ゴミ・海ゴミの課題解決から、その先の資源循環まで一貫して貢献していくことを目指しています。現在、全国約60箇所・約600台に導入が広がっています。
SmaGOは、太陽光発電でゴミを自動圧縮することで通常の約5倍の容量を実現し、ゴミ溢れを防ぎます。さらに、通信機能によってゴミ量を通知する機能を持ち、回収業務を効率化します。
■事例:表参道・原宿エリアで回収頻度を約75%削減
このSmaGOが実際に都市に変化を起こしている事例として、3年目を迎える表参道・原宿エリアでの「スマートアクションプロジェクト」を紹介しました。
当プロジェクトは、日本特殊陶業様の協賛のもと、ヘラルボニー様のアートでラッピングしたSmaGOを表参道に設置することで、サステナブルで多様性を認め合う社会の実現を目指す取り組みです。
SmaGOの導入により、
・ゴミの散乱防止
・回収頻度の大幅削減(約75%低減)
・分別率向上
など、多面的な効果が確認されています。
■必要な場所に、必要な数のスマートゴミ箱を
最後に森下は、直近で訪れたパリやボストンの様子を紹介。「海外の主要都市ではゴミ箱がインフラとして街に溶け込んでいる」ことに触れつつ、日本の街にはゴミ箱が少なく「訪日外国人が困ることの第1位にゴミ箱の少なさが挙げられている」という現状への課題意識を共有しました。

「必要な場所に、必要な数のスマートゴミ箱を」
ゴミ箱が「社会インフラ」の一つとして機能する未来を描き、循環型社会の実現に貢献していきたいという想いを語り、セッションを締めくくりました。
フォーステックは今後も、SmaGOの展開を通じて、美しく持続可能な街づくりに取り組んでまいります。
登壇者プロフィール

株式会社フォーステック 事業共創室
森下 優利奈(もりした ゆりな)
2001年、東京都生まれ。
環境問題やサーキュラーエコノミーへの関心からオランダでの留学を経験。現在はフォーステックで働きながら、東京・渋谷を拠点にゴミ拾いやイベントの企画/ 開催。
“人も地球も生きよい社会を目指して活動している。
趣味:ゴミ拾い、ゴミ箱めぐり、ヨガ、旅。
[ETHICAL DESIGN WEEK 公式サイトリンク]
https://www.semba1008.co.jp/lp/ethicaldesignweek_2025




